隣の席の人の食べているランチメニューが美味しそう、◯◯さんのご主人は優しくて子煩悩で羨ましい、◯◯さんのお宅はお金持ちで優雅でいいな、みんなはいつも幸せそう、あそこの息子さんは頭がいいのにウチの子は・・・
こんなこと言い出したらキリがないのですが、人は、他人の持っているものがよく見えたり、人のことが羨ましいと思ったりするものです。
まさに「隣の芝生は青く見える」ということわざの通り。
性格にもよりますが、基本的に自分が持っていないものを手に入れている人のことを羨ましく思う、という人間の自然な特性とも言えます。ただ、自分自身が充実している時はなんとも思わないことが、自分の生活に不満を感じている時は人のことが気になりがちです。充実していれば、人を羨んだり比べている暇なんてありませんが、不満な時は、周りと比べて勝手に自分に劣等感を抱いてしまうのです。
また、人はどちらか(どれか)の道を選択しないといけないことも多くあります。例えば、どんな仕事につくか、その人と本当に結婚するのかなど、どちらもメリットデメリットや悩みがあるものですが、自分の選択しなかった道のメリットを羨むということもあるでしょう。
でも実際は・・・
芝生を育てる苦労を見ていない
人は、わざわざ悪いところを見せません。家の中ではノーメイク、外に出るときはお化粧をするように、外ではいいところだけを見せているものです。それに、芝生が青くなるまでには大変な思いや苦労をしていることも多く、良い部分しか見ていないことも多いものです。専業主婦は、やりがいや収入がある働く主婦を羨ましがり、働く主婦は、子供との時間やランチなど優雅な時間がある専業主婦を羨ましがる。ないものねだりですね。しかしそのないものを得るためには、やはりそれなりの苦労や努力をしている人がほとんどです。それを薄々は感じていたとしても、実感が湧かず、楽してその結果を手に入れたと思ってしまうものです。
自信がない
相手の良いところは気付きやすいですが、自分のいいところは気付きにくいものです。第三者から見るとあなたの芝生も青いのにそれに気付いていないだけなのです。ネガティブな思考や口癖を意識的に避けて、「自分はできる」という暗示や思うことも大事です。
また、ストレスが溜まるとネガティブな思考に陥りやすく、隣の青い芝生が気になります。自分のストレス解消方法を自分で知り、適度にストレス発散できるように心がけましょう。
完璧主義
失敗やミスはしたくないものですが、人間、完璧な人なんていませんし、それぞれ得意不得意があります。完璧を求めすぎて、隣の芝生が青く見えたり、その部門で完璧な人を羨ましく思ってしまいます。誰もが完璧ではないということを理解して、自分は自分、人は人という気持ちを持ちましょう。
まずは、芝生を植えましょう!
芝生がなければ、青くすることすらできません。まずは芝生を植えるところから始めましょう。まずは、始めること、実行することが大事ですね。
人を羨んでいても、何もしなければ、自分の理想に近くはずはありません。まず、自分はどうなりたいのか?それをどうしたら達成できるか、そのために何をするべきか、ということを考えてみましょう。その際は、固定観念にとらわれないことも大切です。
充実した生活をしていて、輝く綺麗な女性がいるのも事実です。ただ、その生活を手に入れるまでにはやはり努力が必要だということなのです。また、人を見た目や結果だけで羨む人は、まず自分の芝生を育てようともしていない人が多いかもしれません。
隣の青い芝生をただ眺めるのではなく、その芝生を植えたり手入れして育てる部分から見るべきです。そして、隣を見るより自分の芝生をしっかりと手入れして青く育てるべきですね。他人の結果を羨ましく思っても何も変わりません。地道な努力をして、自分の選択した道の中で全力を尽くすことが、自分の芝生を青く育てるということではないでしょうか。
バレエを習う女の子と男の子、2人のママです。とあるきっかけから英会話教室を開講することに!
夢を追いかける姉とマイペースな弟から学ぶことや英会話情報、働く母としての考え方をお伝えします。
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